働ける期間が決まっている

雇用期間が延長されるケースは少ない

雇用期間が決まっている期間工の働き方は就労スケジュールに合わせた仕事探しができるメリットがある一方、仕事の安定性が乏しいデメリットもあります。長く働くことができる通年雇用とは異なり、当初の雇用期間が満了すればその時点で雇用契約が解消されるためです。期間工の多くは繁忙期に人員を確保するために雇われた臨時の労働者なので、繁忙期が過ぎた時点で従事する仕事そのものが無くなります。稀に繁忙期が長く続いて雇用期間が延長されることもありますが、それでも数日から数週間程度の長さです。通年雇用のように一年を通じて安定した仕事ができるわけではありません。また、仕事内容によっては当初の雇用期間よりも早く仕事が終わってしまうこともあります。

必ず雇用されるとは限らない

繁忙期の人手不足を解消するための期間工は雇用期間が限定されていることもあり、通年雇用よりも採用されやすいとされています。しかし、あくまでも雇用する側が定めた基準を満たしていることが最低限の条件なので、誰でも必ず雇用されるとは限りません。特に高齢の人は体力の低下などを理由に断られてしまうケースがあるため、期間工として働く際は事前の確認が不可欠です。また、経験者が優遇されるイメージがありますが、雇用する側の都合によっては未経験の新人を優先して使う場合もあります。期間工はあくまでも臨時の仕事なので、短期間でお金を稼ぎたい、通年雇用の仕事を見つけるまでのつなぎとして働きたいなどある程度は割り切って考えることが重要と言えるでしょう。