期間工ってどんな仕事？期間工と派遣社員の違いについて
期間工は働く期間を定めて直接企業と契約する労働者の事です。主に雇用先の企業は期間工とは呼ばずに、「契約社員」「期間従業員」「期間契約社員」などと呼びます。主に自動車メーカーや製造メーカーが契約先であり、工場の生産が活発な時期に募集が多くなる傾向にあります。仕事の内容は、自動車や航空機、電子部品などの生産ラインでの作業を担います。具体例を挙げると、自動車工場の場合は「プレス工程」「溶接工程」「塗装工程」など工程ごとに細かく担当を割り当てられて作業します。機械を使用する作業なので初心者や未経験者でも働きやすいのがポイントです。
派遣社員と似ていますが、派遣社員とは待遇や給与が大きく違ってきます。派遣社員は派遣会社が間に入るため中抜きが発生しますが、期間工は直接企業と契約するために給与が派遣社員と比べて良い場合が多いです。福利厚生も企業の規定に沿って受けることができます。
期間工で得られるメリットについて
期間工で得られるメリットは主に5つ挙げられます。1つ目は、未経験可で学歴不問の募集の中でも基本給が高い事です。平均350万～450万程度が相場だといわれています。2つ目のメリットは、無料または低額の寮、食堂が完備されている事が多く、生活コストがかなり下げられる点にあります。なので、サラリーマンよりもお金が貯めやすい傾向にあります。3つ目は採用のハードルが低く、学歴や年齢不問で30代～50代の人も歓迎される点。4つ目は大手メーカーでの正社員雇用も目指す事ができます。5つ目は退職後に待機期間なしで失業保険が受け取れます。期間工は自己都合ではなく契約満了での退職ですので待機期間を待つ必要がありません。注意点として、1年間雇用保険に加入していなければ失業保険は支払われません。 ライン作業が基本の期間工は仕事が単調になりがちなので、自分に合っているかどうかを判断するのであれば契約の短い求人から選んでみてください。